原因の診断と同時に一刻も早く痛みを緩和
大瀬戸 清茂 教授
当科の役割は、体の痛みを早く取り除き、社会復帰や日常生活を可能にすることです。治療では、病的な神経障害性疼痛や心因性、がん性疼痛などの原因を探り、患者さんの苦痛の素早い緩和を図ります。
そのため、即効性の高い神経ブロック療法を主に行い、薬物療法、心理療法、理学療法などを組み合わせることにより、効果的な治療を目指しています。現在、腰痛の難治性疼痛に電気刺激を加える「脊髄電気刺激療法」の導入を目指しているところです。
国内で慢性の痛みに悩む人は、2000万人以上といわれます。私たちは、一人でも多くの患者さんが快適な生活を取り戻せるよう、他診療科と協力して治療を進めています。
シェルターで犬小屋の咳
確実な麻酔管理で手術と覚醒を安全に
室園 美智博 手術室責任者
手術の麻酔管理は鎮痛、鎮静、反射抑制、筋弛緩の4つで構成されます。これらのバランスをモニターで見ながらトータル管理をします。もちろん器械の数値に合わせ、医師の目による観察力も大変重要で、神経を遣います。
手術前は術前訪問して、麻酔に不安をいだかないようしっかり説明し、コミュニケーションを図ります。この事前説明は、安全な手術を実施するにあたって、きわめて大切なことです。全身状態でリスクがある場合は他診療科と連携しながら、手術の安全を徹底していきます。
ニューヨーク州の新生児スクリーニング遺伝性疾患
全身管理を中心に集中医療技術を活かす
宮田 和人 病棟医長
集中治療部では、重篤な患者さんの呼吸循環管理を行っています。呼吸と循環を整え、組織に十分な酸素が行き渡るよう管理して、全身状態の回復を目指していきます。
当院の集中治療部では、チーム医療を実践しています。主治医と綿密な連携をとりながら看護師・薬剤師・臨床工学技師などのパラメディカルと協力し総合力を活かし、早期社会復帰に向けて力を合わせています。今後は各々のクオリティをさらに上げるだけでなくチームとしても、ICU全体のレベルアップを図っていきます。
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